前回のエントリーでイギリス人による個人レッスンについて触れました。
運良く、こちらに来てから非常に相性の良い先生を見るけることができて、週に一回のレッスンを行っています。
周囲から「個人レッスンをやったが意味がなかった」と聞くのですが、よくよく聞いてみると受け身でレッスンを行っているとそう感じるようです。
このエントリーでは私がどのようにレッスンを活用しているかご説明します。
個人レッスンの内容:メールや日記の添削
紆余曲折があったのですが、私が書いた英文メールの一部や日記を見せて先生がその場で添削する、という形式に辿り着きました。
みなさんも仕事でメールを書く際に「この表現は文脈の中で本当に正しいのか?」という疑問を持ったことがあると思います。
一人で学習したことやインターネットで拾ってきた表現を繋げると、文法が正しくてもネイティブから見ると不自然な英語になってしまうことがあります。
「ぎこちない」英文の例
以前、以下の内容を英文メールで書きました。
「そのツールをアップデートする必要があるかもしれません。」
そのときに私が書いた英文と添削後の英文です。
- 添削前:The tool may require
to be updated. - 添削後:The tool may require updating.
私は「The toolがアップデートされる必要があるから受動態だな」と思いました。
しかし、添削後の文では「A requires doing. Aには-することが必要だ。」が使われています。
例文
This car requires repairing. この車は修理する必要がある. 引用元:requireの意味・発音|Weblio英和辞書
先生によると、添削前の文は文法的には正しいがぎこちないとのことでした。
「自然な英語」を身につけるには
このように、文法的には正しいけど不自然な英語を書かないようにするためには、多読のように自然な英文を大量に浴びるトレーニングが必要になるのだと思います。
しかしそれには膨大な時間を要します。私は、個人レッスンを活用することで自然な表現を効率的に身につける方法を選びました。
自分の英語に自信がつく
正しく自然な英語を身につけることが一番の目的ですが、もう一つ重要なのは、「信頼できるネイティブにお墨付きをもらうこと」だと思います。
そうすると「これが正しい英語だ!」と自信が持てますよね?このように自信を持てる言い回しを増やすことで、英文メール作成を早くしたり、会話で自信を持って発言することができるようになります。
つまり個人レッスンの活用法とは?
長くなってしまいましたがまとめです。
- 個人レッスンは独学で身につきにくいことに集中するべき。
- その一つがライティングで、自分で書いた不自然な表現を添削してもらう。
とにかく自分のアウトプットを添削してもらったり、普段から疑問に思っていることを質問するのが重要です。
実際にやってみた成果は?
レッスンを初めてもうすぐ1年が経過します。つい先日、私のビジネスメールに関し、「多少ぎこちない表現はあるものの総じて悪くない。きっと素晴らしい先生に教えてもらっているんだろうね!」と言われました。私は「きっとそうに違いない!」と返しておきました。
実際にメールを書くスピードは上がっており、上司に英語を修正される回数も減りました。
今後のエントリーでは、そに至るまでに添削された英文を(恥を忍んで…)公開していこうと思います。